牛尾院長のコラム「気になる話」

整体気功院ハーモニーの牛尾重信院長のブログです。

牛尾院長のコラム「気になる話」

2010.08.02
痛みは脳がつくっていた

▼ 3年前のある寒い冬の夜のことです。膝に痛みを持つ患者さんが、松葉杖にすがりながら、やっとのことで治療院にたどり着きました。痛みをもつ彼にとっては、冬の寒さは特にこたえます。

 

病名は複合性局所疼痛症候群(CRPS)、この病気は難病で今の医学では原因が不明で完治は困難とされています。最初は手術や交通事故などによる負傷が原因でなることが多く、患者数は世界で200万人とも言われています。

 

▼ 彼は仕事中に転倒して膝を負傷し、手術をしたのがそのきっかけです。

この病気の厄介なのは、ちょっとした怪我をきっかけとして、最初は局部的な痛みが、体全体に拡がっていくことです。しかも、痛みはどんどん増幅し、症状がひどくなると痛みのため微動すらできなくなることもあります。

 

彼は、一生この痛みを背負っていかなければなりません。あまりの痛みでつい不機嫌になると同時に、周囲から反感をかうことが多くなり、このため人間関係に支障をきたすことも珍しくありませんでした。

彼を普段注意深く観察していると、職場や家庭でストレスをためると、決まって痛みが重症化することに気がつきました。とすれば、環境を変えてストレスを消せばよいのではと私は考えました。

 

▼ 彼に提案をしました。

①ストレスを克服すれば痛みは消えること。そして、このことに確信をもつこと。

②そのために、納得のできる仕事に就き、人生に明確な目標(夢)をもつこと。

③目標達成のための道筋を具体化すること。

④成功し幸せになっている姿を具体的に思い描くこと。

⑤そして、その夢に向かってわき目も振らず取り組むこと。

 

その場で二人で話し合い、考え、この提案を頭の中で具体化していきました。

するとどうでしょう、これまでのもやもや消え、頭の中が明るい希望に置き換わった瞬間、先ほどまでの痛みがすっかり消えてしまったのです。ジャンプをしても全く痛みを感じません。翌朝、彼の明るく弾んだ声が受話器から伝わってきました。「全く痛くありません」。

 

私たちは、大きな感動に出合ったとき、脳は快楽ホルモンであるベーターエンドルフィンを分泌します。この威力は、モルヒネの150500倍もの鎮痛効果を発揮するとされています。

 

▼ しかし、数日するとあのいまわしい痛みが再び戻ってきたのです。彼は夢を維持することができなかったのです。痛みは頭がつくっていたのです。

夢をもって毎日を、前向きに生き生きと生き続けること。

そして、脳にこびりついた痛みの回路を徐々に消し去る努力を重ねることで、この難病もやがては緩和、克服できるものと私は強く感じました。

 

 

参考08.10.5 NHK総合)

『NHKスペシャル 病の起源』によると痛みには2つの原因があるとし、

        通常の痛みは、視床を経由して脳に広がるのに対し、

        心因性の痛みは、ストレスの影響を受ける前頭葉で、原因となる元の痛みを直接受け、それを増幅する。

としていました。

 

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