牛尾院長のコラム「気になる話」

整体気功院ハーモニーの牛尾重信院長のブログです。

牛尾院長のコラム「気になる話」

2010.04.20
山笑う

これからは、私にとって一年中で最も訪れの待ち遠しい季節です。

   

故郷や どちらを見ても 山笑う    正岡子規

 

▼「山笑う」は俳句の季語です。これから五月にかけては、周囲の山々の木々が芽吹き始めると色とりどりの花が咲き、全山淡い緑に覆われていきます。

この胎動は、山全体を冬の眠りからよみがえらせ、あたかも笑うがごときイキイキとした表情に変えていきます。

夏は樹木が青々と茂って、したたるようにさえ感じます。

そして、秋を迎えると山全体が澄み切って清らかなたたずまいを見せます。

 

この様を中国の漢詩集『臥遊録』は、こう詠んでいます。

 春山淡冶にして笑うが如く

 夏山蒼翠として滴るが如く

 秋山明浄にして粧うが如く

 冬山惨淡として眠るが如し

 

▼常緑のカシ・シイ・マツ・スギ・ヒノキ。

落葉のクヌギ・サクラ・ナラ・カシワ。

落葉の堆積から芽生える草。

それにクリやカキなどの果樹。

これらの草木があったからこそ山に、笑ったり、粧ったり、眠ったりの変化に富んだ表情が生まれます。

 

私たちの祖先は、暮らしとは切り離せない山を近くに持っていました。今で言う里山に当ります。

ここに住む人々は、この山で燃料となる木々や、木の実や果樹などを得てきました。

 

▼山は、今も木々を育て土砂崩れや洪水を防ぎます。植物は光合成によって二酸化炭素を吸収し、環境を守ってくれます。

そして何より、こうした豊かな環境に触れる人々に、精気と安らぎの場を与えてくれています。

 

私は毎年この時期、自然からのエネルギーを、精気あふれる山々から体いっぱいに吸収し、そして、その力を翌春につなげています。

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