牛尾院長の新着コラム&お知らせ



日記を毎日欠かさずにつけることは大変です。私など、これまで幾度となく挑戦してきましたが、せいぜい3ヶ月が限界です。
その点、妻は17年間1日も欠かさず、いまだに日記を綴り続けています。ものぐさな私からすれば想像を絶することです。
▼彼女の日記をのぞいてみると、自分が日常していることは当然のことながら、社会の出来事についても小まめにメモっています。家族の行動、畑仕事の内容、冠婚葬祭などについては克明にメモしておき、後の役に立てています。
私たち家族は、自分の過去の行動についてその記憶をたぐりよせる努力をすることもなく、当然のことのように彼女の記録に頼りきっています。
▼もう一つ、この日記のユニークなところは、頼まれもしないのに知人の家庭内の出来事にいたるまで記録に残している点です。
つい先日も、彼女と知人との電話の中で、故あって数年前のその知人の家族の動静に関連して、正確な日時が知りたいとの話が出たようです。
彼女、やおら立ち上がり、過去の日記を紐解きはじめました。しばらくすると要望のあった事がらを発見したらしく、電話でその内容を伝えていました。感謝されたことは言うまでもありません。
▼しかし、この知人、このときは感謝したものの、後からよく考えてみると、ヒョッとして「メモ魔のこの人には、内輪のことについてはうっかり話せない」と警戒されているのではないか、と考えられなくもありません。
▼今日も彼女は、そんなことには全く頓着なく、セッセ セッセと文字を紡いでいます。
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